火暗しを始めて約2年半が経った。
この2年半でブログを始めるのは多分これで4回目。今度こそ。
今日は朝から雨が降り、仕事が休みになった。
昼過ぎに体を起こし、冷やしていたチョコレートを噛み砕く。
猫を愛でたり、テレビを眺めたりして時間が過ぎる。
15時ごろに章吾さんから連絡がある。
おそらく、このブログで毎日のように登場するであろう彼を、今回だけは紹介しておく。
※
鈴木章吾 36歳。
出会いは2年半前。
火暗しを始めてすぐに、
ライブハウスで紹介される。
彼は俺の第一印象を最悪だったと語るが、俺は何一つ記憶を残していない。
つまり、そういうことだろう。
彼は出会った直後にピアノガールにベースとして加入したが、約2年で脱退。
今はピザ屋でアルバイトをしている。
俺は章吾さんにとてつもない魅力を感じる。
36歳、独身、フリーター、実家暮らし。
肩書きなど、何の役にも立たないのだな。
彼の生き様を、俺は尊敬する。
※
話を戻す。
15時に章吾さんから連絡があった。
俺はすぐに支度をして、
家の前に出る。いつも通り、缶コーヒーを美味しそうに飲む章吾さんに挨拶をし、
車で大宮のアジトへ向かった。
アジトは去年の秋頃にTシャツを作ったり、曲を作ったり、デザインの仕事をしたりするために2人で借りた、6畳一間の小汚い部屋。
ここで19時頃まで俺の音源のデザインをして、
章吾さんを山科まで送った。
家に帰ってからは溜まっていた事務作業を片付け、今はベッドの中にいる。
飼い猫のきゅうが腹の上で気持ちよさそうに寝ている。
猫を2匹飼ってる。
1匹目が「きゅう」
2匹目が「しらす」
しらすは、部屋を隅から隅まで駆け回ってる。
深夜2時前、雨が窓を叩く。