心の喪失と、帰還。




7/15(日)22:11阪急神戸線梅田行き特急。
ケツから2つ目の車両にいる。
今日は神戸のnagomi barというクラブでライブがあった。
KOBE CYPHER MEN vol.14
昨年だか、一昨年だか、
路上ライブで訪れた神戸三宮で、偶然が重なり出会ったMC NAKKAさんに呼んでいただいた。
話は逸れる。
・・・・・
俺はこの2週間ほど、
いや、厳密に言えば2ヶ月前からかもしれない。
心を失っていた。
向かうべき場所が分からず、
追い討ちをかけるように仕事は忙しく、
大雨の中ヘルメットにスコップ。
人生で初めて、仕事を理由にライブを飛ばした。
家に帰ればベッドに倒れ込み、
目を覚ませば仕事へ。
暑さも相まって、
飯を食うことも珍しくなっていた。
多い時には週5,6回会っていた章吾さんとの作業も、もういつからやってない?
苦しい時間が続いた。
ライブは迫る。来月、再来月には自主企画も控えている。
身体が、動かなかった。
・・・・・
魂の在り処はおよそ自分の中にはなく
いつも誰かや何かに呼応する。
俺はそう思う。
KOBE CYPHER MEN
まさしく。
魂の在り処はそこにもあった。
苦しみ耐え、ようやく辿り着いた光明。
普段クラブでライブをしないせいか、
遊びに家を出たのが久しぶりだからか、
全てが新鮮に感じた。
そこにはラッパーやDJ、三味線二重奏、
ビートボクサーにブルースマン、
バンドもいれば、ノイズユニットまで。
歳もバラバラに入り乱れていたが、
おのおのが笑い、飲み、歌っていた。
上手なやつも、下手くそなやつも、
とにかく楽しんでいるように見えた。
行き先はバラバラでも、
途中、交差した小さな駅。
人が多いとは言えないが、
活気に溢れ、生きるチカラを感じる場所。
思い描いたアンダーグラウンド。
心は取り返し、
夏の夜空によく映える。
この無敵感、お前には分かる?
・・・・・
22:41
阪急京都線快速急行河原町行き。
30分で書き上げたブログを読み返す。
そうさ。
飛べ、お前の手で。
向かうべき場所へ。